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夜叉御前

夜叉御前―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)夜叉御前―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)
(1994/03)
山岸 凉子

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山奥の一軒家に引っ越してきた主人公の「わたし」。
家に入ったときから何か嫌な予感を感じていた。

夜に寝ていると自室に近づいてくる足跡。そして恐ろしい形相の女がこちらを見ている。
「わたし」は寝たきりの母と祖母、幼い弟妹の面倒を見なければいけないので
心配かけまいと上記のことは誰にも話さなかった。

しかし次第に食欲がなくなり吐き気を催すようになってしまう。
恐ろしい形相の女が体力を奪おうとしているのだと「わたし」は思う。

負けてはいけないと頑張るが、女はやがて鬼になり
日中にも家の中に現れ明らかな殺意を出すようになる。
夜叉御前

さらに夜中になると黒い影が覆い被さるようになる。それを見ている鬼。
夜叉御前3

怖がってばかりではいけないと「わたし」は鬼を無視するようにした。
ところが今度は食欲が止まらなくなり
鬼が太らせて身動きを取れなくするつもりだと怯えるようになる。
だけど食べることがやめられない「わたし」。

負けてしいそうだと挫けそうなある晩、布団の中で目を覚ますと
例の黒い影がまたしても覆い被さっている。
そしてついに斧を持った鬼が襲かってくる。鬼と黒い影の正体とは?

衝撃のラストです。

人間の内側にある触れてはいけない禁忌が表に出て、形になってしまっている。
違和感を感じるけど普通の日常を送っている主人公達が、ラストでそれを見事に翻されます。
相変わらずいい感じで病んでますなぁ。

後味が悪いストーリーなのに読後のこの満足感は異常!
怖いと思いながらも見たくなるツボをぐいぐい押されてしまいます。
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