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サイレンの村

サイレンの村 (ハロウィン少女コミック館)サイレンの村 (ハロウィン少女コミック館)
(1995/01)
伊藤 潤二

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サイレンの村4
田舎の教会。灰山という男が、自分は四百年の歳月を経て生まれ変わった魔術師だと言い
自身が次期村長になる、と神父と揉み合っていた。

それから二ヵ月後。全国で赤ん坊の誘拐事件が多発しておりその数は三百人にも及んでいる。
そんな中、田舎から出て一人暮らしをしている京一の元に母親から手紙が届く。
久しぶりに実家に電話してみるも誰も出る気配がない。
夜中に窓から物音がしたので目をやると窓から母親が覗いていたような気がするがここは三階だ。
サイレンの村1

疑念を持ちながら実家に帰省することにした京一。そのバスの中で前村長の娘・祥子と会う。
彼女は父の体調が悪化していること、その為に昨日仕事を辞めたこと、
現在は村民の間で悪名の高い灰山が村長をしていることを京一に話す。

バスが村に着いたので降り立つとゴーストタウンのような静けさに
違和感を感じる二人だがそれぞれの家に向かう。
久しぶりの実家の京一だが、母親の様子が何となくおかしい。

散歩に出てみると再び祥子と会う。お互いに村が変だと口にしていると
橋の対岸を京一のオカルト好きの幼馴染・ユカリがフラフラと歩いている。
声を掛けてもまったくこちらに気が付かない。
彼女は自分で自分の鼓膜を破いていたのだ。
そしてサイレンが鳴るから、と怯えて帰ってしまう。

空には大きな蝙蝠のようなものが飛んでいる。後を追い巨大なスピーカーを見つけ驚く京一。
祥子は村の異常さが恐ろしくなって家に逃げ帰り、寝たきりの父から話を聞く。
灰山が村長になってからこの村はおかしくなったと。
村人をおかしくしているのはサイレンの音だと。

そして村中に鳴り響く大音量のサイレン。近くにいた京一は余りの音に気を失う。
サイレンの村2

目を覚ますとスピーカーの下に村人達が集まっており、
灰山が指揮をとって男達に巨大な穴を掘らせていた。
女達はそれぞれ手に赤ん坊を抱いている。
全国で起きている赤ん坊誘拐事件を思い出す京一。距離的に不可能だと思い直すが・・・。
~「サイレンの村」より~

探していた本書をやっと手にすることが出来ました!やったよ!
それにしても伊藤潤二先生は大御所なのに絶版作品がほんと多くて悲しいです。

一応事前に本書の収録作を調べたところ「黴」というタイトルの作品が。
これ絶対くせ者だと思ったらやっぱり・・・。
先生のグロ描写からしたら序の口のレベルなんでしょうが流し読みしか出来なかった・・・。
簡単に言うと黴だらけになっちゃうお話なんですけどね。やめてやめて!
ほんとに不快感を追求するのがお上手です。

結果的にはバットエンドで終わる「サイレンの村」ですが、
なかなかスケールの大きな終わり方です。
京一の幼馴染のユカリちゃんですが完全に捨てキャラかと思ったらあらビックリ。
伊藤潤二先生はこちらをあっさり裏切ってくれるところが好きです。
そのお陰で置いてきぼり感が半端ない作品もありますが
(同時収録されている「道のない街」なんかがまさに)
それも魅力の内にしてしまっているのが凄いですね。
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