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くるぐる使い

くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
(2008/03/07)
大橋 薫、大槻 ケンヂ 他

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死を目前にした老人、波野。彼は優しくしてくれている看護婦、あやに告白をする。
昔、若い娘を殺したと。

若い頃の波野は荒れていた。そんな彼はとある村の祭りに
スリで稼ぎに訪れていた時に「くるぐる使い」と出会う。
「くるぐる」とは頭のイカレた娘のことで、そういった少女を見世物にしている者を
「くるぐる使い」と呼ぶそうだ。
少女に芸を仕込んで見世物にしているだけだと思っていた波野だが、
彼らの舞台を目にして驚くこととなる。

くるぐること亀子は祭りの矢倉が壊れ、大惨事になることを見事に予言。
彼女は未来を予知する力を持っていたのだ。

波野はくるぐる使いに頼み込み、何とか弟子入りすることに成功する。
師匠について行こうという気持ちからではなく、
彼から情報を引き出して自分もくるぐる使いになり儲ける為に。

師匠にへつらい、どうやって亀子のようなくるぐるを見つけたか聞き出した波野。
その方法は人間の道を外れるド外道のやり方―。
くるぐる1

波野は師匠の金を持ち出し自分のくるぐるを捜す旅に出る。
そしてとある村でくるぐるではないが忌み嫌われる一人の少女、美那の話を耳にする。
美那は何故嫌われているのか?彼女は人の過去が読めるのだ。

うまく美那に取り入る波野。そして彼女を親から格安で買い受ける為に
波野は師匠から聞き出した「ド外道」の方法を実行する。
それは少女の心を壊し、くるぐるに変えてしまうという方法。
美那の本当は寂しがっているという心の弱みを見つけた波野は
彼女を追い込み、くるぐるへと変えてしまう。
うまく彼女を格安で買い受けた波野。
くるぐる2
そして二人の旅が幕を開けるが・・・。

くるくるじゃなく、ぐるぐるでもなく「くるぐる」です。
大槻ケンヂさん原作の小説のコミックスということで買ってみました。
彼は面白いですよね、かっこいいし。

本作品ですが人身売買、見世物、サーカス、少女・・・等々
いくつものタブーと、それを見てみたいと思ってしまう好奇心を
かなりうまく突いている内容だと思います。
wikipedia見てみたら、当然ですが昔はやっぱ本当に見世物小屋ってあったんですね・・・。

ただそういった暗部(と言っていいのかどうかは解りませんが)ばかりを書いている
ドロドロした作品かといえばそうではなく
ラストにかけて非常に切ない展開へと移って行きます。
美那は旅を始めたばかりの頃は心のない壊れた人形のような描写になっていますが
後半から少しずつそれが変わって行くのも面白いです。
それは波野自身の心の変化でもあるので。読み返すとそれが顕著に分かります。

大橋薫さんの絵が綺麗なので非常に読みやすい一冊です。
それにしても「眠れぬ夜の奇妙なコミックス」って良作が多いなあ。
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