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怪談

怪談 新装版 (ソノラマコミック文庫)怪談 新装版 (ソノラマコミック文庫)
(2007/03)
高橋 葉介

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海で誰かを待っている少女。
ふと岩場に壜が流れ着いているのに気が付き拾い上げる。
すると漁師らしき少年に声を掛けられる。「いつもこの辺りを歩いていますね」と。
少女は「あなたを捜しているわけじゃないわ」といいつつその頬は紅潮している。
「明日お会いできませんか?」という少年の言葉に胸を高鳴らせ家へと向かう少女。
だが気分が悪くなってしまう。少女は身体が丈夫ではないようだ。

ベッドに横たわりながら拾った壜の栓を抜いてみる。
すると中から泥の様なものが溢れ出し、次第に形を成していく。
そしてそれは少女とまったく同じ姿となる。母親さえも気が付かない程に。
怪談1
一人ぼっちで寂しかった少女はそれと意気投合し、楽しい時間を過ごす。

少女はもう一人の自分と共に、少年と待ち合わせをした浜辺へ訪れるが岩陰に隠れる。
もう一人の自分に「出て行かないの?」と問われても引っ込み思案な性格のせいで姿を現せない。
そこでもう一人の自分が変わりに少年に会いに行くことになる。
怪談2
楽しそうな二人を影から見つめることしか出来ない本来の自分。

母親は言う。最近明るくなったわね、ともう一人の自分に向かって。
少年さえももう一人の自分に夢中だ。完全に居場所を失った少女。
怪談3
そして少女はもう一人の自分を責める。
だがもう一人の自分は臆病で何もしない少女に向かって言う。
「ずっと一人でいればいいんだわ」と。そして壜を差し出し―。
~「壜の中」より~

SMの専門誌に連載されていたそうで結構エロティックな描写があります。
しかし今回はエロス表現がない作品のあらすじを載せてみました。
本作品、連載時に読者からまったく反応がなかったそうですが、いやいや、面白いですよ。
掲載誌と読者層が合わなかったのでしょうか。
SM雑誌に掲載されていたからと言って敬遠しないでください。
ショート作品の詰め合わせで立派な怪談作品となっております。

ねっとりとし作品のこの雰囲気は活字にしても面白そうだな、と思いました。
幽霊と麻雀するという作者らしい陽気なストーリーもありますが、
ほぼ共通して人間の精神の深奥という恐怖が描かれている作品で
読み返す度にその魅力は深まっていきます。

夢幻紳士が一コマだけゲストで出ている回もあってファンサービスも忘れずしてくれています!
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