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魔少女転生

関よしみ傑作集魔少女転生 (ホラーMコミック文庫)関よしみ傑作集魔少女転生 (ホラーMコミック文庫)
(2008/06/05)
関 よしみ

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真奈は不気味な夢を見る。鬼だと言われている女の目を刀で突き刺す夢だ。
実はその夢は幼稚園の妹の玲那も見ており、立場は真奈と逆で刺される側の夢。
しかし玲那はそれを面白い夢、と怖がる様子はない。

玲那は周りの人間全てから甘やかされており通らない我侭はない。
人が死んでもいつも無邪気で何とも思わない。
魔少女転生1
この地域には鬼姫の伝説というものがあり、残虐のかぎりを尽くす鬼姫は
繰り返し転生しているそうだ。

その存在が玲那だと気が付く者もいたが、彼女の不思議な力の虜になっている人々は
玲那が無邪気に人を殺しても鬼姫の存在を信じない。
それどころか玲那の魅力に狂信的になってくる。
魔少女転生3

真奈はこれ以上犠牲を増やすなら自身の手で玲那を殺そうとするが・・・。
~魔少女転生「闇からきた天使」より~

3話で幕を閉じる本作品ですが、第1話のみで終わっても良い様な作品です。
現に私は1話目を読んで完結と思っていましたし、その後味の悪さは好きだったので
ページをめくると続きがあるのでビックリしました。
そして2話目、3話目は泥沼と化していきます。

それにしても玲那ちゃん、
「○○くんのお目々(目玉)、きれいだから欲しい♪」とか
「○○くんっていじわるだよね。○○ちゃん、ころしちゃえ☆」とか・・・
有り余る魅力で思い通りになるならもっと建設的なお願いしようよ!
まあそこが鬼姫クオリティなのですが。

関よしみ先生の作品を読んでみて、狂信的で病的に周りが見えていない登場人物が
多いなーと思ったのですが、そんな中で正気を保っている主人公達はある意味不幸です。
正常な意識を持っている先にハッピーエンドが待っていれば
頑張った甲斐もあるというもんですが
そこはホラー漫画。余計悲惨な目にあったり・・・。

関先生の漫画の様な状態になったら、狂う前に戦う前に尻尾巻いて逃げるのが正解?

飼育病棟

飼育病棟―関よしみ傑作集 (ホラーMコミック文庫)飼育病棟―関よしみ傑作集 (ホラーMコミック文庫)
(2008/12/05)
関 よしみ

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高校入試を控えている晶子。
授業中にクラスメイトの森陰がおもらしをしてしまう。
彼は動じる訳でもなく、大事な授業を聞き逃したくないから敢えてそうしたのだと言う。

みんなが彼の陰口を叩く中、晶子は森陰を庇う。
晶子の恋人の芳樹も体操着を貸してあげようとするも「ママに迎えに来てもらうから必要ない」
とつっけんどんに断られてしまう。

森陰の母親に何故か彼の鞄を車まで運ぶように命令されてしまう晶子。
しかし通り道で資材が崩れ、とっさに森陰を庇った晶子は入院を余儀なくされる。
運び込まれたのは森陰の家が経営する病院。
命に別状はないものの身体の自由は利かず、退院は入試に間に合わない。
ショックを受け、声までも出なくなってしまう。
そんな晶子に森陰は偽善者だと心ない言葉を浴びせる。
飼育病棟1

夜、病室で目が覚めると目前に蛇が這っている。悲鳴を上げたくても声が出ず、
両腕が動かないので払いのけることも出来ない。
すると森陰が現れる。彼は晶子が本当に病人なのか確認に来たのだ。
「仕方ないからボクが君の友達になってあげるよ」と言い、去っていく森陰。

そして個室に移された晶子は森陰に東洋医学の実験だと身体を針で刺されたり、
常軌を逸した行動の数々を受ける。
恋人の芳樹に助けを求めるも、森陰を殴った彼は警察に連れて行かれてしまう。
芳樹の身を案ずる晶子。
しかし森陰は自分と晶子の為に邪魔者を排除したと言い・・・。
飼育病棟2
~「飼育病棟」より~

洗礼のさくらに続き何とも頭にくるキャラです、森陰!
身体が自由に動かないのに嫌がらせを受ける。絶対絶命です。
関よしみ先生の作品に共通しているのは
本当に嫌な設定を考え出すのがうまいなーと言うことです。

同時収録されている「笑わせろ!」は凶悪犯罪者に主人公達が人質に取られ、
一度も笑ったことがない俺を笑わせたら解放してやるという
R1真っ青のストーリーなのですが状況的に「飼育病棟」よりある意味嫌な設定です。
飼育病棟3
笑わせようと頑張って馬鹿やってる最中に殺されるとか・・・切なすぎます。

マッドパパ

マッドパパ―関よしみ傑作集 (ホラーMコミック文庫)マッドパパ―関よしみ傑作集 (ホラーMコミック文庫)
(2009/07/04)
関 よしみ

商品詳細を見る

中学生で年頃の凡子はだらしがなく人がいい父を恥ずかしく思っていた。

下校途中に凡子のマンションの隣室の美加ちゃんが
アルコール中毒の父親から逃げているところに出くわす。
マッドパパ1
バットを持った美加の父に凡子も殴られそうになるが
たまたま通りかかった市長が身代わりとなり庇ってくれて怪我をせずに済む。

市長は美加の父に怒りを覚え、市のカウンセリングルームへ来させるように手配する。
そのカウンセリングルームは一泊するだけで見も心も生まれ変わるという施設だそうだ。

施設から帰ってきた美加の父は別人の様に礼儀正しく変わっていた。
明るい町作りの為に施設を無料で開放していると呼びかける市長。
マッドパパ2

凡子の父はカウンセリングルームに興味がなかったが、
凡子に「だらしないパパは大嫌い!」と言われ施設へと行くことを決意。
一晩で凡子の父も道徳的で威厳のある立派な大人となって帰ってくる。

しかし施設へ入った大人達の様子が次第におかしくなってくる。
ルール違反をした者に異常な制裁を加えたり、融通の利かない壊れたロボットの様になったり。
マッドパパ3

施設で行われていたこととは一体・・・。
~「マッドパパ」より~

さすがホラーの女王の作品だけあって一冊を一日で読むには耐え切れなくなりました。
パパマッドすぎ!でもママのマッドさの方がやばいかも・・・。
大人がうっとうしく感じる中学生には、親が更生して帰ってくるなんて嬉しい話かもしれませんが
パパもママも同じ生き物なんだからあんまり否定しないであげてください。
本作品で怖いのがうまくいけば人工的に善良な市民を作れてたってことです。
市長・・・いくら素晴らしい理想を持っててもこれはアウトです。

もちろん模範的であることは大切なんでしょうが大人も人間だってことでここはひとつ。
私も大人になれば漫画とか読まなくなると思ってたんだけどなあ・・・。

チャイルドホラー魔奇子ちゃん

チャイルドホラー魔奇子ちゃん (ダイヤモンドコミックス)チャイルドホラー魔奇子ちゃん (ダイヤモンドコミックス)
(2004/11/15)
小野 双葉

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魔奇子ちゃん

怜とささいなケンカをしてしまった千里は「絶好よ!」と言われてしまう。
仲良し三人グループの雪乃は怜の言いなり。
怜が絶好宣言するのはよくあることで、いつもは自然に仲直りしていた千里だが
いじわるな怜に頭にきて新しい友達を作ろうと決意する。

すると校庭で一人で佇む美少女マキコを発見する。
マキコは年下のくせにナマイキだが、怜への意地もあり
千里は彼女と友達になり、家へ招待される。
魔奇子ちゃん1

しかし千里はマキコが同級生から妖怪と呼ばれているのを知らなかった。

マキコの家は迷路のような大きなお屋敷で、その中で鬼ごっこをしようとマキコから提案される。
「捕まったら死刑」だというマキコが怖くなり逃げ出そうとする千里だが屋敷の中で迷ってしまう。
魔奇子ちゃん2
マキコの兄だという美青年に会うが、彼も不気味で一層恐怖が増す。

必死に屋敷内を逃げたものの千里はついにマキコに捕まってしまう。
マキコの後ろにいるのは先程会ったお兄さん。しかし彼は半透明で浮いていてる。
それを目にした千里は気を失ってしまう。

目を覚ますと千里は拷問室のような場所で手足の自由を奪われていた。
マキコの噂を聞いて千里を助けに来た怜も一緒に。
友情を確認しあった二人だが、マキコは二人仲良く死刑を実行しようとする。
~「魔奇子ちゃん」より~

「魔奇子ちゃん」より同時収録されている
チャイルドホラーシリーズ「たいじくん」の方が個人的には面白いと思います。
しかし華やかさでは断然マキコちゃんに軍配が上がるので
表題を取られる結果となってしまったのでしょう。

本作品がホラーと言っても余り暗くないのは、登場人物が小学生で陽気というところと
主人公の千里が明るくていい子だからでしょうか。

千里が登場している話は5話中3話あるのですが、
ラストではちゃんと報われるようなストーリーになっています。
いいことしたり自分に素直になったりした時にハッピーエンドだとホっとしますね。
深く考えずにサラっと読めてしまう作品なので時間がない方にも向いているホラーだと思います。

お姫様クラブ

お姫様クラブ (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)お姫様クラブ (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
(2008/05/17)
曽祢 まさこ

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お姫様クラブ
南美は子供時代にお姫様になったことがある。
華やかなドレス、華やかな社交界。南美が主役で、みんながチヤホヤしてくれる。
それは高額の会員制クラブ「お姫様クラブ(プリンセスクラブ)」。
お姫様クラブ1

しかし父に借金があり南美の家庭は壊れ、親戚の家をたらい回しにされ、
クラブでの体験は二度と味わうことが出来ない夢の様な出来事になってしまう。
父と離婚した母が迎えに来てくれるものの、
酒の量が増え男友達を連れ込む母が嫌でしょうがない彼女は
高校を卒業後家を出て、19歳で結婚。

その後一男一女を儲けるが生活に追われる日々。
フリルでメルヘンに飾った部屋も旦那にいい歳して何とかならないか、
と言われ益々子供時代に体験したお姫様クラブへの思いが強くなる。

そんな時、旦那が健康診断で心臓に異常が見つかる。
命に別状はないようだ。夫の死亡保険は2000万。
お金より旦那が無事でほっとする南美。

お姫様クラブは6歳から12歳の少女が対象。
充分に大人な南美がお姫様になるには1500万もの大金が必要だと聞き、
憧れだけが強くなるが生活に追われ老いていく自分。
もうお姫様になれないと悲しみに打ちひしがれる南美だが・・・。
お姫様クラブ3
~「お姫様クラブ」より~

まさに女の執念を描いた作品です。
結婚式でもそうですが、ドレスを着た女性ってハッとするような綺麗さですよね。
執着する気持ちは分からなくもありません。

幼少時代にきらびやかな世界を知ってしまった分、
割り切れない思いが南美の中に出来てしまいます。
日々の生活とのギャップ、年齢というタイムリミット。
妻であり母であるという人生。彼女は平凡な主婦という生活に
幸せを見出すチャンスがなかった訳じゃないと思います。
しかし甘美な体験の思い出に捕らわれ過ぎ、自分の現状を卑屈に捉えてしまう南美。
至福の一瞬の為に生きる彼女にとって家族とは、
今までの人生の積み重ねは何だったのかと思えるラストですが、
人の幸せは本当にそれぞれなんだな、と思いました。

本当にお金を払ってお姫様になれるという商売あっても面白そうですね。
でも1500万はボリすぎだー。
プロフィール

チロリアン2世

Author:チロリアン2世
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